News Archive

2017年02月19日 WCRP/RfP日本委 第20回理事会・第13回評議会 各活動提案を討議、承認 ACRP次回大会なども議案に

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)の「第20回理事会・第13回評議会」が1月25日、法輪閣で行われた。同日本委理事の21人が出席。本会から同委会長(評議員会議長)の庭野日鑛会長、同理事の庭野光祥次代会長、川端健之理事長が出席した。

当日は、川端理事長の受け入れ教団代表あいさつ、杉谷義純同委理事長(天台宗宗機顧問)の開会あいさつの後、各議案が審議された。

「平成29年事業方針・事業計画」の中では、各タスクフォース(特別事業部門)から活動提案がなされた。核兵器禁止条約タスクフォースからは、国連総会決議によって今年3月から核兵器禁止条約の交渉が開始されることに合わせNGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」と協力して提言ハンドブックを作成し、交渉開始時に各国政府担当者やメディアなどに配布することが提案された。

気候変動タスクフォースは地球温暖化対策を目的とした「森づくり」プロジェクトを、和解の教育タスクフォースは、和解を促進するファシリテーター(進行役)養成セミナーの実施を説明。難民問題タスクフォースは、3月にシリア難民6人を留学生として日本に受け入れ、研修、住居・アルバイト情報の提供などの支援を行うことを詳述した。

東日本大震災復興タスクフォースは、従来と同様に諸宗教の連帯による復興支援の実施、熊本地震復興タスクフォースからは特別な配慮が必要な人たち(障がい者・高齢者・子ども・妊産婦・外国人など)に対し、自助・共助を目的に活動に取り組むグループへの支援を提案。各タスクフォースの提案は全て承認された。

「予算・補正予算」の審議に続き、アジア宗教者平和会議(ACRP)の次回大会(開催時期は未定)に、日本がホスト国になる意思を持っているとACRP事務総長に申し入れることが提案され、承認された。また、次期ACRP事務総長に、難民問題タスクフォースの根本昌廣責任者(本会時務部首席)を推挙する旨をACRP国際執行委員会に通達することで意見が一致した。昨年9月のACRP創設40周年記念シンポジウムの様子や各タスクフォース、常設機関からの活動が報告された。

なお、理事会での承認事項は、引き続き行われた評議会においてすべて確定した。

(2017年2月19日記載)