4月10日、庭野日鑛会長が臨席し、大聖堂特別応接室で「新佼成病院開設委員会発足式」が行われました。庭野光祥次代会長をはじめ同委員、部会長、教団関係者らが出席しました。
東京・中野区の立正佼成会附属佼成病院は、現在の病院建物の老朽化や耐震診断などから、移転新築することを立正佼成会理事会、評議員会で計画。このほど東京・杉並区の本部近隣に建設用地を取得しました。これに伴い、同病院の理念、ビジョンを明確にし、基本方針や具体的な概要を検討する「新佼成病院開設委員会」が設置されることとなりました。委員会は前田きみ子・同病院副院長を座長に、同病院の林茂一郎院長、副院長、部長、本会から光祥次代会長、経営委員、本会会員の識者、医療関係者ら合わせて13人で構成され、建設・経営企画・医療機器検討の各部会を設置。同病院内に事務局が置かれます。
当日は冒頭、渡邊恭位理事長があいさつしました。同病院の沿革、現在の建物の課題などに触れ、建設用地取得の経緯を説明し、その上で、庭野日敬開祖が病院設立に込めた願いに言及。「これまでの実績、伝統を生かしながら、叡智(えいち)を結集し、全国の会員さんに喜ばれ、地域の皆さんに喜ばれる病院をおつくり頂きたい」と熱く思いを述べました。
出席者を代表して林院長が「開祖さまから病院の理念として頂いた『真観』の意味するところを実践する病院づくりをしていきたい」とあいさつ。大坪宏至・東洋大学教授、小林謙之・同病院総務課長(同委員会事務局長)がそれぞれの立場から開設委員としての抱負などを語った後、庭野会長が「新たな創造の時代を迎え、よいところは受け継いで、必要なところは改革し、地域社会から喜ばれる佼成病院であってほしい」と同委員会の発足に当たり期待を語りました。
最後に、前田副院長が「職員一同、喜び、感謝に堪えません。病院の理念を念頭に置き、将来を見据えた展望を持って、最高の病院ができるように努力していきたい」と所信を述べました。
(2010.4.16記載)
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