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2010年06月07日 JANICで「MDGs2015キャンペーン」オープニングイベント

JANIC(国際協力NGOセンター)による「世界の『貧しい』を半分に。MDGs2015キャンペーン」のオープニングイベントが6月7日、東京・千代田区の総評会館で開催されました。

同キャンペーンは、世界の貧困の削減を目指す国連の「ミレニアム開発目標」(MDGs)の意義を多くの人に伝え、その目標達成に向けた社会的な機運を高めることが目的。4月から2年間、啓発活動が展開される。立正佼成会一食(いちじき)平和基金と庭野平和財団が資金助成を行っています。当日は、NGO(非政府機関)関係者ら61人が参加。立正佼成会から教務局社会貢献グループスタッフ、同財団から高谷忠嗣事務局長が出席しました。
第1部では、JANICスタッフの宮下恵氏が「極度の貧困と飢餓の撲滅」などMDGsの「8つのゴール(目標)」とその進捗(しんちょく)状況を解説し、キャンペーンの概要を説明。ミニブログ「ツイッター」を活用した取り組みなどを紹介し、世論を喚起して国連や各国政府に貧困削減への努力を働きかける必要性を語りました。
第2部では、『MDGs達成のために日本社会ができること』と題し、パネルディスカッションが行われました。パネリストとしてUNDP(国連開発計画)の村田俊一駐日代表、外務省の佐渡島志郎国際協力局長、ACEの岩附由香代表、「学生団体adoir」の岡本俊太郎代表が登壇。JANICの大橋正明理事長が進行役を務めました。
この中では、MDGs達成に向けた具体的な支援のあり方が議論されました。また、貧困や環境破壊など世界の諸課題に関心を持ち続ける重要性が確認され、政府と市民の協力による問題解決への取り組みが強調されました。

(2010.6.18記載)