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2010年08月27日 佼成カウンセリング研究所が「公開講座」

佼成カウンセリング研究所の「カウンセリング公開講座2010」B講座が8月27日、法輪閣第5会議室で開催されました。『バリデーション』をテーマに関西福祉科学大学准教授で認定バリデーションティーチャーの都村尚子氏が講演。会員207人が参加しました。

都村氏は講演の中で、認知症は物事の記憶力や認知力が低下していく病気であり、一方で、人間の感情はいつまでも保たれていると説明。また、認知症の周辺症状として表れる言動は、本人がこれまでの人生の中で解決できずに心残りにしてきた問題を「解決しようとして奮闘している姿」と解説しました。その上で、バリデーションを、認知症の相手に対し「その存在や価値を確認し、共感を示すコミュニケーション法」と紹介。援助者が患者の奮闘を受け入れ、心に寄り添う大切さを強調した。午後はバリデーションに関する実践的な演習が行われました。

(2010.9.3記載)