平成22年次議員交流会の第1回が8月28、29の両日、法輪閣と第二団参会館で行われました。首長、地方議員はじめ渉外部長、渉外担当ら約400人が参加しました。
同交流会は立正佼成会への理解を深め、地域や教会の枠を超えた議員同士の交流を図ることが目的。2年ごとに開催されています。
28日、法輪閣大ホールでの開会式はTKWO(東京佼成ウインドオーケストラ)のアンサンブルで開幕。立正佼成会の創立の精神や教え、基本信行などをまとめた映像『仏性開顕』が上映されました。
次に、渡邊恭位理事長が教団を代表してあいさつ。冒頭、リーフレットに掲載された庭野日鑛会長の『議員交流会に寄せて』と題するメッセージを紹介しました。その上で、政治と宗教は「人々を幸せにし、調和の世界をつくる」という共通の目的を持っていると強調。それぞれの役割を踏まえ、「宗教心に根ざした精神国家、文化国家の樹立、世界の発展に貢献できる技術国家の確立が日本のみならず世界の平和を実現する道」と述べました。
宮城県議会議員による体験説法に続き、中山惠市総務局外務グループ次長が講話に立ちました。このあと、東京工業大学名誉教授で日本ロボット学会名誉会長の森政弘氏が『物と仏教』をテーマに講演。この中で森氏は、人は一つの現象を見る際、プラスの要因とマイナスの要因とに分けて対立的にとらえがちと指摘。しかし、通電と絶縁の素材を組み合わせることで電気を通すことができるように、すべての物事は相反する要因がうまく組み合わさり成り立っていると説明し、物事を対立的に見ない仏教的視点を強調しました。
その上で、ロボットコンテスト(ロボコン)による「ものづくり」を通し、「人づくり」につなげてきた中学校の取り組みを報告。すべてのものを合掌の対象として見ていく大切さを説きました。
29日には、第二団参会館で少人数のグループに分かれて情報交換会を実施。法輪閣での閉会式では、山口、鹿児島の県議会議員2人が感想を発表したあと、庭野欽司郎顧問が閉会のあいさつを述べました。
(2010.9.3記載)
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