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2010年09月25日 「壮年本部参拝」第3回 58教会から参集

今年次「壮年本部参拝」の第3回が9月25、26の両日、大聖堂、第二団参会館で行われ、58教会から1197人が参加しました。

26日、大聖堂での式典では、泉雅巳教務局副局長を導師に読経供養が行われ、『御本尊の願い』と題するナレーションが会場に流されました。
続いて、参加者代表が体験説法に立ち、10年前に心の病を患い、闘病生活の中、サンガが温かく受け入れてくれたことを述懐。悩みを聞いてもらえたことで心が軽くなり、少しずつ復調できた体験を語りました。
また、同じ病を抱える人の力になりたいと、3年前に自助グループを地域に設立した経緯を報告。「病を患った私だからこそできる菩薩行が必ずあると信じ、これからも感謝の心を忘れずに精進していきたい」と決意を述べました。
続いて、講話に立った山野井克典顧問は、自殺者が毎年3万人を超える昨今の社会状況に触れ、精神的な豊かさに人生の指針を定める必要性を指摘。その上で、社会の中核を担う壮年部員が教えを学び、その実践を通して、法華経観に立脚した生き方を多くの人に示していく大切さを強調しました。
さらに、就職難やリストラなどに直面し、閉塞(へいそく)感から抜け出せずに苦しむ若者に対し、壮年部員の積極的なかかわりが大きな意味を持つと説明。困難を乗り越えた自らの体験を生かし、悩みや苦しみを分かち合うことが青年育成につながると語りました。
また、家庭での役割にも言及。妻に愛情を表すことが大事と述べ、「まず夫婦からお互いを思いやれる関係をつくり、『斉家(せいか)(家庭を斉(ととの)えること)』の実現に向けて、ぬくもりのある家庭を築いていきましょう」と激励しました。
このあと、参加者は大聖堂法座席で交流法座に臨み、それぞれの学びや気づきを確認し合いました。

(2010.10.1記載)