2010年11月04日
葉小文・中華文化学院第一副院長が来会、庭野会長と再会
中華文化学院第一副院長の葉小文氏が11月4日、立正佼成会を訪れ、庭野日鑛会長と法輪閣で懇談しました。中国側から、銅彫建築家で浙江省美術協会副理事長の朱炳仁氏ら6人が、本会から佳重夫人、川端健之総務局長ら3人が同席しました。
葉氏は、新日中友好21世紀委員会のメンバーとして来日し、新潟で行われた会合に出席。本会との友好関係の継続を、との願いから訪問が実現しました。庭野会長と葉氏との再会は、庭野会長が北京にある中華宗教文化交流協会を訪れて以来3年ぶりとなります。
庭野会長は「お忙しい中で訪問くださり、歓迎いたします」と合掌。さらに、庭野会長が北京を訪問した当時のことに触れ、「葉さんが(ウルムチから)南京へ向かう途中で、お会いしてくださったのを思い出します」と話し、再会の喜びを伝えました。
葉氏は「訪問させて頂いて光栄です」と笑顔で応えたあと、初来日の際に趙樸初・元中国佛教協会会長からもらった三つの言葉を述懐。「一つは先輩の諸先生方のことを思い起こすこと。もう一つは、歴史を忘れないこと。そして、代々友好していくこと。これが一番大切です」と紹介しました。
また、現在取りざたされている尖閣諸島の問題に触れながら、「こんな時ではあっても、日中の交流は重要なことです」として、趙師が提唱した日本、韓国、中国の三国の仏教者による「黄金の絆(きずな)」に言及。「庭野会長も日本の宗教指導者として三国の交流に大きな貢献をされています。中国の信者たちはそれをよく知っています」と話しました。
懇談ではこのあと、新日中友好21世紀委員会の会合でのエピソードや、オーケストラ、銅彫建築など中国の芸術について語られ、和やかな雰囲気で進められました。
(2010.11.12記載)
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