ニュージーランドのジョン・キー首相夫妻一行が11月11日、佼成学園女子中学・高等学校(東京・世田谷区、山内日出夫校長)を訪問し、生徒、教職員、同窓会、後援会のメンバーら約700人と親しく交流しました。学校法人佼成学園の庭野日鑛学園長、佳重夫人、酒井教雄同理事長、増田信俊同常務理事、渡邊恭位同理事が同校を訪れました。
同高校では、語学力の向上、国際的な素養の習得などを目的としたニュージーランド留学コース(特進留学コース)を設置。2003年からこれまでに159人が留学を経験しました。同国政府観光局や駐日大使館との関係も深まり、昨年はイアン・ケネディ駐日大使が同校を訪れ、講演しました。
今回、キー首相がアジア太平洋経済協力会議(APEC)出席のため来日したことに伴い、同校を訪問することが決定。ブロナー夫人、ケネディ大使夫妻、マーティン・ウィバー内閣官房長官、トニー・リンチ内閣外交政策顧問が同行しました。
講堂で行われた歓迎セレモニーでは、吹奏楽部の演奏に合わせ、生徒全員で同国国歌を斉唱。学園を代表して、庭野学園長があいさつしました。庭野学園長は歓迎の意を表した上で、生徒が同国の歴史、文化を学び、人々との触れ合いを通し、尊敬の念を高めることで、あたたかく豊かな国際交流が進むと述べ、キー首相の来校を機に、教育活動が一層活発に進むよう期待を寄せました。
引き続き、キー首相が登壇し、ニュージーランドの国情、日本との関係などを紹介。また、現在の勉強に一生懸命に取り組むことで、将来の選択の幅が広がり、目標を達成するための要素を多く身につけられると、生徒たちにアドバイスしました。
このあと、ダンス披露やニュージーランド民謡の合唱、留学中の生徒からのビデオレター紹介、書道部のパフォーマンスと続き、最後に山内校長が謝辞を述べました。
セレモニー終了後、キー首相の来校を記念し、同校2階のグローバルセンター(国際交流室)が「ザ・ジョン・キー・ルーム」と命名され、テープカットが行われました。同センターでは、各学年の生徒代表が、キー首相と英語で対話しました。
(2010.11.19記載)
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