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2010年11月26日 パレスチナのファイヤード首相が「一食平和基金」などの支援に謝意

川端健之総務局長は11月26日、来日中のパレスチナ自治政府のサラーム・ファイヤード首相、リヤード・マーリキ外務庁長官らと都内のホテルで懇談しました。松本貢一青年本部長(現・教務局副局長)が同席しました。

立正佼成会は、「一食(いちじき)平和基金」を通じ、長年にわたりUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の活動を支援。「ゆめポッケ」では、これまでに約18万個がガザ、ヨルダン川西岸の両地区の子供たちに、約22万個が近隣国で難民として暮らす子供たちに配付されています。また2007年からは、イスラエル諸宗教評議会(ICCI)が主催する「イスラエル・パレスチナ和解プロジェクト」に参画。本会青年が「日本プログラム」を企画し、ユダヤとパレスチナの青年たちの交流、相互理解などのサポートを行っています。今年10月には14人の青年を受け入れたばかりです。
このほどの懇談は、こうした経緯を踏まえ、パレスチナ側からの申し出によって実現しました。
冒頭、ファイヤード首相は本会のさまざまな支援に対する謝意を表明。特に「イスラエル・パレスチナ和解プロジェクト」について触れ、「青年たちの交流では、大きな協力を頂いています」と述べました。
川端総務局長が、本会も参画するWCRP(世界宗教者平和会議)の世界的な活動や中東和平を促進するためのさまざまな取り組みについて紹介。続いて、松本青年本部長が「一食を捧(ささ)げる運動」の理念や実践方法を説明しました。
これを受け、ファイヤード首相は「非常に活動的ですね」と関心を示すとともに、重ねて感謝を述べました。

(2010.12.3記載)