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2010年11月26日 「世界連邦平和促進全国宗教者大阪大会」開く 渡邊理事長があいさつ

世界連邦日本宗教委員会主催の「第32回世界連邦平和促進全国宗教者大阪大会」が11月26日、『生命(いのち)の多様性を考える──信仰者としての環境問題とは』をテーマに、大阪市鶴見区の念法眞教総本山小倉山金剛寺で開催されました。同委員会関係者ら約600人が参加、立正佼成会から渡邊恭位理事長、園浩一西日本教区長が出席しました。

拝殿礼拝堂で「世界平和の祈り」が捧(ささ)げられたあと、同大講堂で開会式。大会長の桶屋良祐・念法眞教教務総長のあいさつに続き、鵤(いかるが)工舎の前舎主で宮大工の小川三夫氏が『木のいのち 木のこころ』、東京農業大学名誉教授の進士五十八氏が『みんなちがって、みんないい、という考え方』と題して、それぞれ基調講演を行いました。
引き続き、両氏と島本光久・愛善みずほ会理事、桶屋師の4人をパネリストにパネルディスカッションを実施。世界連邦日本宗教委員会会長の田中恆清・石清水八幡宮宮司がコーディネーターを務めました。
閉会式では「大会宣言文」が採択されました。この中で、宗教者が環境問題に取り組む上で、山川草木や小さな石にも宿るいのちを育むというスタンスを出発点とすることを確認。多様なる生命を尊ぶ精神が世界平和を築くとの確信に基づき、信仰者としてさらに行動していく意向が表明されました。このあと、渡邊理事長が同委員会副会長として閉会のあいさつを述べました。
なお、当日配布されたプログラムには、庭野会長が同大会開催に寄せた祝辞が掲載されました。

(2010.12.3記載)