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2010年12月07日 「アジア学院」農業研修棟新築に一食平和基金から250万円支援

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長・沼田雄司教務局長)はこのほど、栃木・那須塩原市にある学校法人「アジア学院」の農業研修棟の新築に対し、250万円の支援を決定しました。12月7日、アジア学院と交流のある那須教会の福島宏枝教会長はじめ、同基金の運営委員である赤川惠一総務局外務グループ次長らが現地を訪れ、贈呈式が行われました。

同学院は1973年に設立されました。開発途上国から農村開発従事者を学生として招き、農村やコミュニティーの自立を目指す指導者を養成。公正で平和な社会の実現に向け実践的な学びを提供しています。立正佼成会は、庭野日敬開祖の願いにより同学院の設立を支援し、以来交流を重ねてきました。新築される農業研修棟は人材育成のための主要施設で、来年春に完成する予定です。
同学院のホール「コイノニア」で行われた贈呈式では、各国から来た学生たちが見守る中、福島教会長から同学院の丹羽章理事長に250万円(目録)が手渡されました。このあと、あいさつに立った赤川次長は、同学院と本会との友好関係に触れ、「アジア学院での学びをそれぞれのコミュニティーに持ち帰り、さらに実り多きものにしてください」と学生に語りかけました。
贈呈式のあと、大津健一校長は「農業研修棟は、開発途上国の貧しい農村で活動している人たちを農村指導者として養成する要の施設です。今回のご支援は、そうした人々を直接ご支援頂くものであり、アジア、アフリカ、太平洋諸国の貧しい人々を勇気づけてくださるものと感謝しております」と語りました。

(2010.12.17記載)