2011年02月05日
WCRP日本委婦人部会が「いのちに関する学習会」
WCRP日本委員会婦人部会の「いのちに関する学習会」が2月5日、東京・千代田区のカトリック女子修道院「幼きイエス会 ニコラ・バレ修道院」で行われました。立正佼成会を含む加盟教団から97人が参加しました。
当日は、特定非営利活動法人「円ブリオ基金センター」の副理事で、ケベック・カリタス修道女会シスターの湯原美陽子師が『授かったいのちを輝かせるために』をテーマに講演。古典文学を例に、「いのちは人間関係の中で、愛し合い、助け合っていくことを通して輝く」と語りました。さらに、いのちの誕生について説明した上で、妊娠中に胎児に障害が見つかると、「(この子は)生まれても幸せになれない」と決めつけ、人工妊娠中絶を選ぶ人が少なくない現状を報告。「本来、人間の幸せや価値は、障害の有無によって決められるものではない」と語り、いのちに対する宗教的見方が必要と強調しました。経済的な価値や生産性が優先される社会の中で、宗教者は信仰に基づく確かな生命観を持ち、「どんないのちも掛け替えのないもの」と伝える大事さを力説しました。
(2011.2.10記載)
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