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2011年03月19日 寺泊教会燕南・燕東支部 配膳奉仕を実施


寺泊教会の会員たちは毎朝、避難者に温かい食事を配った(写真・寺泊教会提供)

寺泊教会は、東日本大震災により福島県からの避難者83人が生活する新潟・燕市体育センターで、3月19日から4月7日まで朝食の配膳ボランティアを行いました。燕南支部、燕東支部の会員50人が交代で参加しました。

配膳ボランティアは、燕市社会福祉協議会の要請に応えたもの。避難所の運営には市民ボランティアが交代であたりますが、特に人手が足りない朝7時から9時まで毎朝、会員が給食センターから届けられるおにぎりやパン、スープなどを避難者に配りました。
震災のショックと今後の不安から押し黙りがちな避難者に対し、一人の主任は明るくあいさつし、「昨夜はよく眠れましたか」などと声をかけながら合掌で避難者を迎え、配膳を行いました。その声に応え、感謝の言葉を返す避難者も増えました。
また、ある主任は「活動を続けるうち、ある男性が配膳を手伝いたいと申し出てくださいました。その一人の存在がうれしかった」と話します。
その後、自主的に配膳を手伝う避難者も増え、協力して食事の準備を行うようになりました。これを受け、配膳はボランティアの手を離れ、8日以降は避難者自らの手に委ねられることになりました。

(2011.04.14記載)