立正佼成会会員をはじめWCRP加盟教団の呼びかけに応え、市民から多くの善意が寄せられている(4月22日、札幌北教会が地下鉄麻生駅前で行った街頭募金)
WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会は4月30日、「東日本大震災第2次緊急支援」として8500万円の拠出を決定しました。加盟教団から寄せられている「WCRP東日本大震災緊急支援」の勧募や街頭募金による浄財が支援金に充てられます。WCRPの街頭募金には立正佼成会も参画しており、全国の会員たちが市民から募った献金が被災地に届けられます。
WCRP日本委員会は3月17日、「第1次義援金」として1100万円を被災地の自治体に送りました。その後、3回にわたり現地に調査隊を派遣。支援金が迅速かつ生活に密着した形で効果的に活用されるよう、適切な支援先を検討してきました。その結果、総額8500万円の支援金のうち7500万円が被災地の各社会福祉協議会に、1千万円が現地で活動する民間団体に寄贈されることになりました。
このうち1100万円を岩手県社協に寄託。岩手県内では津波で多くの移動入浴車が流されました。支援金は同社協から強い要望のあった新車2台の購入などに充てられます。今後、高齢者や障害者への入浴サービスが期待されます。
また、1千万円が福島県、800万円が宮城県石巻市の各社協に寄贈されます。それぞれ、ボランティアセンターの設置・運営や、被災者の生活支援、精神的サポートなどに活用されます。
さらに、宮城県仙台市、名取市、気仙沼市、南三陸町、岩手県陸前高田市、大槌町の各社協に500万円、岩手県大船渡市、釜石市、宮城県女川町、福島県いわき市の各社協に300万円、福島県相馬市、南相馬市の各社協に200万円が送られます。
一方、民間団体への支援として、せんだい・みやぎNPOセンター、国際協力NGOセンター(JANIC)に各500万円が寄託され、現地で救援活動を行う諸団体の活動資金や被災者の生活支援などに充てられます。
同委員会では今後も被災地のニーズ調査を重ね、さらなる支援を行っていく予定です。
(2011.05.06記載)
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