WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会は6月13日、東京・大田区の日蓮宗大本山池上本門寺で開かれた「第115回理事会・第110回評議員会」の席上、「WCRP東日本大震災緊急支援」として実施した勧募や街頭募金の総額を発表しました。加盟教団などから寄せられた浄財は2億5147万1622円(6月10日現在)に上りました。
「WCRP東日本大震災緊急支援」の取り組みは、震災発生後、同委員会加盟教団などに呼びかけられ、5月31日まで約2カ月半にわたり行われました。立正佼成会も街頭募金に参画。期間中、全国の会員が街頭に立ち、市民に協力を呼びかけました。
同委員会は、寄せられた浄財の中からこれまですでに、被災地への「緊急支援」として2次にわたり計9600万円を拠出。特に被害の大きかった岩手、宮城、福島、茨城各県の自治体や社会福祉協議会、民間団体などに寄託しました。
今回の理事会・評議員会では、新たに「第3次緊急支援」として2900万円の拠出を決定。被災地で身近な生活レベルの支援活動を続ける諸団体に寄託することになりました。
「緊急支援」は第3次をもって終了し(計1億2500万円)、今後は長期的な「復興支援」として、5年をめどに、残りの約1億2500万円(金額は最終的な勧募状況により決定)から随時、拠出する予定です。
「第3次緊急支援」の寄託先および支援額は次の通り(予定)。
●青森、新潟、長野、千葉、栃木各県の社会福祉協議会 各200万円
●民間団体
【岩手県】
遠野被災地支援ボランティアネットワーク(通称・遠野まごころネット) 300万円
【福島県】
うつくしまNPOネットワーク、元気玉プロジェクト 各300万円
●宗教、宗教連合体をベースにした団体や活動
シャンティ国際ボランティア会(SVA)、「心の相談室」 各500万円
(2011.06.24記載)
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