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2011年08月25日 一食平和基金運営委員会 アフリカ北東部の大干ばつ被害に追加支援

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=沼田雄司教務局長)は8月25日、アフリカ北東部の大干ばつの被害に対し、200万円の追加支援を決定しました。現地で救援活動を展開するADEO(アフリカ開発緊急機構)に寄託されます。

同北東部では今年、大規模な干ばつが発生し、家畜や農作物に大きな被害が出ています。国連人道問題調整事務所によると、8月現在、ソマリアを中心に、エチオピア、ケニア、ジブチで約1200万人が食糧難に見舞われているといいます。特に、多くの乳幼児が栄養失調で命の危機に直面しており、緊急な支援が必要とされています。
同運営委員会ではこうした状況を踏まえ、先に300万円を寄託したWFP(国連世界食糧計画)に加え、さらなる支援を検討。今回、ADEOに200万円の拠出を決定し、同北東部の大干ばつの被災者支援に総額500万円が充てられました。
現在、ADEOはUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)や被災地域の政府と協力し、ケニア北東部の難民キャンプで支援活動を実施しています。高カロリービスケットの配布や栄養失調の予防に向けた教育などを行っており、同基金からの浄財はそうした活動に役立てられます。

(2011.09.02記載)