2011年08月27日
立教女学院で「聖公会関係学校教職員研修会」 庭野学林学監が講演
8月25日、東京・杉並区の立教女学院で「第54回聖公会関係学校教職員研修会」が行われ、分科会の席上、庭野統弘学林学監が『立正佼成会学林(幹部養成機関)におけるスピリチュアリティ』と題して講演しました。
今年の同研修会は、キリスト教の枠を超え、スピリチュアリティ(宗教的感性)を中心に他宗教の伝統、智慧を学ぶことを目的に実施されたものです。当日は立正佼成会のほか、ロシア正教会、神道、イスラームの宗教者も分科会の講師を務めました。
講演に立った庭野学監は、本会の創立の目的や歩み、さらに宗教協力活動に努めていることなどを紹介しました。この中で、人材育成機関として学林が設立された経緯に触れ、宗教的、社会的知識の習得に加え、宗教的感性を培うことを重視していると説明。「学林では寮生活を通して、限りある人間のいのちを感じ、同時に、大いなるいのちに生かされていることを自覚します。この二つのことを統合して身につけていくために、まず、目の前にいる相手の仏性を拝む、仏性礼拝(らいはい)行を大切にしています」と述べました。
講演に対し、小学校の教員を務める参加者からは、「人間が目に見えない部分を求めていることは、キリスト教と共通している。また、立正佼成会が宗教協力を重視され、開かれている姿勢に謙虚さを感じました」と感想が発表されました。
午後からは、聖公会の信徒で教職員の8人が本会本部を訪れ、大聖堂、開祖記念館、普門館などを見学しました。
(2011.09.02記載)
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