中国佛教協会の傳印会長はじめ同協会訪日代表団一行24人が8月28日、立正佼成会を訪れました。初来日となる傳印会長は、大聖堂で行われた長野中央教会の団参式典であいさつを述べたあと、一行と共に大聖堂特別応接室で庭野日鑛会長と懇談、大聖ホールでの昼食会に臨み、日中友好の絆(きずな)を深めました。
一行はこの日、一乗宝塔に参拝したあと大聖堂を訪れ、傳印会長が団参参加者を前に、「皆さまと共にこの場に集まることができたのは、かつて霊鷲山(りょうじゅせん)で共に法華経を学んだ法縁によるもの」とあいさつ。庭野日敬開祖と趙樸初・元中国佛教協会会長の友情を振り返りながら、本会と同協会の友好発展に期待を込めました。
さらに傳印会長は、日本語で「楽しく人生を過ごすには、私たちを本当に生き生きとさせる源に気づきなさいということ」と話し、自らの仏性に気づく大切さを説きました。
聖壇でのあいさつに先立ち、傳印会長は控室で庭野会長と懇談。同師は「東日本大震災の報を受け、わが身を削られる思いです」と話し、同協会が北京で慰霊供養を行ったことなどを伝えました。
懇談は、大聖堂特別応接室、大聖ホールと場所を変えて続きました。同協会から釋印順副会長ら計24人が、本会から佳重夫人、渡邊恭位理事長、根本昌廣外務部長らが同席しました。
大聖ホールでは、庭野会長が改めて歓迎のあいさつ。「世世代代にわたって友好を築きたい」と話したあと、一行が20代から50代であることについて、「若い皆さんが大勢いることは、日中の今後にとって大事なこと」と、友好関係のさらなる発展に期待しました。
続いて釋副会長が「この縁を大切にしながら、共に修行していきたい」と、また、渡邊理事長が「趙先生の言われた黄金の絆を深めたい」と、それぞれあいさつしました。
席上、庭野開祖の著書『法華経の新しい解釈』の中国語版が上海の古籍出版社から出版されることにちなみ、著書が佼成出版社の岡部守恭社長から傳印会長に手渡されました。
(2011.09.02記載)
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