法華経による人心救済、世界平和に生涯を捧(ささ)げた大恩師・庭野日敬開祖の遺徳を偲ぶ入寂会。袴姿(はかま)の青年女子部員が献供の儀を行った
「開祖さま入寂会(にゅうじゃくえ)」式典が10月4日、大聖堂はじめ全国各教会で挙行されました。大聖堂には会員約3200人が参集。12年前に入寂された庭野日敬開祖の遺徳を偲(しの)ぶとともに、「追慕」「讃歎(さんたん)」「報恩感謝」の念を深め、精進の誓いを新たにしました。大聖堂での式典の模様は、全国に衛星中継されました。
「開祖さま入寂会(にゅうじゃくえ)」式典が10月4日、大聖堂はじめ全国各教会で挙行されました。大聖堂には会員約3200人が参集。12年前に入寂された庭野日敬開祖の遺徳を偲(しの)ぶとともに、「追慕」「讃歎(さんたん)」「報恩感謝」の念を深め、精進の誓いを新たにしました。大聖堂での式典の模様は、全国に衛星中継されました。 式典に先立ち、「開扉(かいひ)の儀」が行われ、庭野日鑛会長の手により、庭野開祖の「お舎利」が奉安される一乗宝塔の扉が開かれました。
大聖堂での式典では、青年女子部員16人の「献供(けんく)の儀」に続き、「開祖さまとの対話」の時間が設けられ、サヌカイトの音色に心を静めながら、会員一人ひとりが、庭野開祖の遺徳を偲びました。読経供養が行われ、導師を務めた庭野光祥次代会長により庭野会長名の「報恩讃歎文」が奏上されました。
次いで、伊藤昌弘元八戸教会長が『開祖さまを偲んで』と題し、体験を発表した。この中で、昭和60年に原町教会長を拝命し、庭野開祖から新任教会長として指導を受けた際、素直に人の話を聞くことの大切さについて教えを受けたことを披歴しました。また、福島・相馬市に在住し、東日本大震災で被災した体験に言及。妻と共に近隣の人たちのために身を尽くす中で、仏の守護、功徳をかみしめたことなどを語りました。最後に、「実践なくして布教なし。これからも、いのちあるかぎり、身を置くところで法を実践していきます」と力強く誓願しました。
焼香後、法話に立った庭野会長は、「何事もない、日ごろ当たり前のものに感謝できることが本当の意味の感謝」と述べ、感謝に基づいたものの見方、考え方の大切さを強調しました。その上で、「私たちは立正佼成会を創立された開祖さま、脇祖さまのおかげさまで、仏さまの教えに結縁(けちえん)され、その智慧(ちえ)を頂いて、意義ある人生を歩ませて頂いています」と語り、教えに基づいた魂の修行、心の修行を通して感謝に基づいたものの受けとめ方を養い、人格完成に向かう大道を示しました。
(2011.10.14記載)
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