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2001年11月01日 立正佼成会が『多発テロ関連被災者・難民立正佼成会が『多発テロ関連被災者・難民救援と平和構築のための行動計画』発表救援と平和構築のための行動計画』発表

米国での「同時多発テロ事件」、米英両軍によるアフガニスタン攻撃を踏まえ、立正佼成会の多発テロ関連対策会議(教団の全部長で構成)はこのほど、今後の対応のあり方をあらためて検討し、『多発テロ関連被災者・難民救援と平和構築のための行動計画』としてまとめ、概要を発表しました。本会は、テロ事件直後、「祈り」「募金」「励ましの手紙」を中心とした具体的な取り組みを決定。しかし10月8日、アフガニスタンへの武力攻撃が始まり、現地で難民・被災民が急増するなど、情勢が変化したことから、より広範な救援活動のあり方を再検討しました。この行動計画は、国際機関やNGO(非政府機関)、国内外の諸宗教と連携しつつ、ニーズに応じて順次実施されます。

I 計画の名称
『多発テロ関連被災者・難民救援と平和構築のための行動計画』

II 計画の指針
1.祈り
2.宗教対話・宗教協力
3.人道支援

III 会員の取り組み
1.「多発テロ関連被災者救援募金」の継続
寄せられた募金は、WCRP(世界宗教者平和会議)国際委員会を通じて、アフガニスタン難民支援のため国連等(UNHCR、ユニセフなど)に寄託されます。年内中は継続します。
2.「励ましの手紙」の継続
寄せられたメッセージは、WCRP米国委員会に寄託され、現地の子どもたちに手渡されます。年内中は継続します。
3.WCRPニューヨーク国際プログラム(10月24日)での「祈り」に合わせた全国教会同時式典の開催
WCRPニューヨーク国際プログラム成功祈願供養の実施(10月24日に実施済)
4.「何かお役に立ちたい」という会員の願いを反映する取り組み
「アフリカへ毛布をおくる運動」「ゆめポッケ・キッズキャンペーン」に加え、独自の活動を検討します。

IV 諸宗教との連携・協働
1.国際的取り組み
(1)WCRPニューヨーク国際プログラムへの支援(実施済)
(2)イスラーム原理主義者との対話路線構築のための地域宗教者会議開催
2.国内的取り組み
(1)WCRPニューヨーク国際プログラムへの参加(実施済)
(2)祈りの実践(宗教連合組織合同のモスク=イスラム教寺院=等での祈り)
(3)宗教間対話の促進(イスラームとの対話集会、シンポジウム等)

V 被災者支援
1.国際的取り組み
(1)米国テロによる被災者救援(救援金の拠出=米国赤十字社等)
(2)アフガニスタン難民救援(救援金の拠出=UNHCR、ユニセフ等)
2.国内的取り組み(国際情勢の変化を踏まえ、国際機関、NGOなどと連携をとりつつ、ニーズに応じて順次実施する)
(1)財的支援
・WCRP国際委員会への救援金の拠出
・WCRP日本委員会難民委員会のアフガニスタン難民救援活動への財的支援
(2)物的支援(救援物資の送付)
(3)人的支援(貢献)
・諸宗教の青年を中心とするボランティア隊の派遣の検討
・諸宗教の代表団による救援金寄託および現地調査の検討
(4)アフガニスタン難民受け入れとアフガニスタン復興を担うリーダー育成の検討

VI 各種学習会の開催
1.教団見解再構築のための研究
(1)憲法に関する研究(有事法制、集団的自衛権、周辺事態法、自衛隊法等)と学習会の実施
(2)イスラームに関する研究と学習会の実施
2.会員・職員・一般市民合同の学習会等の実施

VII 本会関係議員等への対応
WCRPニューヨーク国際プログラムで発表された「声明文」の本会関係議員等への徹底

(2001.11.01 記載)