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2011年11月15日 国際伝道本部「第7回国際布教研究会」開催

『異文化における布教の課題--立正佼成会の現地化』をテーマに国際伝道本部による「第7回国際布教研究会」が11月15日午後、普門館国際会議室で開催されました。海外教会長、布教員をはじめ教団役職者、教団スタッフら60人が参加しました。

研究会では、萩原透公国際伝道本部次長が本会の国際布教の歴史や会員数の推移、海外各教会の現状などを紹介したあと、永嶋孝至ブラジル教会長、有富教順バングラデシュ教会長が現地での布教活動の成果と課題を発表。日本語から現地語中心の布教へ移行する中で、式典や研修、法座に積極的に参加する現地出身の会員の増加、それに伴う教会の対応を紹介しました。また、教えによって救い救われの展開が多く見られるようになり、読経供養や当番修行といった儀礼儀式や修行の形態を、より現地の文化や習慣に則していく必要が出てきたとの報告もありました。
続いて、オーストラリアのカルナ財団設立者であるマルコム・ピアス博士と米・ノースウエスタン大学教授で中国仏教学者のブルック・ジポーリン博士がそれぞれ、『異文化における布教』について学術的視点から見解を発表。本会の教えが世界各国、異文化の中で根を張るために「何を変え、何を残すべきか」を、法華経の世界観や庭野日敬開祖の行動を基に解説しました。

(2011.11.25記載)