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2011年12月08日 厳かに「成道会」式典 釈尊の悟りかみしめ、精進誓う


芳澍女学院情報国際専門学校生、学林光澍生、同海外修養生による奉献の儀。成道の意義をかみしめ、報恩感謝の誠を捧げた

釈尊が菩提樹下で悟りを開いた意義をかみしめ、菩薩行の実践を誓願する「成道会」式典が12月8日、大聖堂はじめ全国各教会で行われました。大聖堂には約3200人の会員が参集。法話に立った庭野日鑛会長は、人間関係の不和がもたらす家庭や社会への影響に触れながら、憎しみや怒りの心を捨てて「大和(だいわ)」を築いていく大切さを説きました。

大聖堂での「成道会」式典では、2500年前に釈尊が菩提樹下で悟りを開いた「成道」の様子がナレーションで紹介されました。次いで、芳澍女学院情報国際専門学校生と学林光澍生、同海外修養生による奉献の儀、読経供養が行われました。導師を務めた川端健之総務局長が庭野日鑛会長の啓白文を奏上しました。
続いて、大林佐江子岡山教会長が体験説法。信仰の歩みを紹介し、教会長として法座による救い・救われに力を入れるとともに、支部長とのかかわりの中で自らを見つめ直し、一体となって布教伝道に努めている日々を発表しました。
このあと、庭野会長が法話に立ちました。この中で、当日が日米開戦から70年に当たり、日本が古来、「大和」と呼称されていたことを挙げながら、「和」を築く大切さを教示。憎しみや怒りの心は不和の元であり、自らの体調を悪くし、家庭では子供の成長に影響を及ぼすと指摘しました。
また、「人間の不和より生まれる悲劇のうちで、最大のものは戦争」と強調。「衝突、分裂、闘争、その中から国家間の戦争へと果てしなく広がっていくわけであります。戦争は起こしてはなりません。私たちは和ということ、特に『大和(だいわ)』という大きな和を築いていく心をお互いにしっかり銘記してまいりたいと思います」と述べました。

(2011.12.16記載)