宗教界はじめ各界の識者が庭野日敬・立正佼成会開祖の人柄や業績、出会いのエピソードなどを綴った追悼集の第1巻『異體同心』(開祖顕彰事業推進室編)が「開祖さま生誕会」の11月15日、佼成出版社から発刊されます。これは、『佼成新聞』に2000年2月から2001年9月まで「特別寄稿」として掲載された追悼文を、庭野開祖顕彰事業の一環として集成したものです。法華経による人心の救済、宗教協力を基盤とした世界平和の実現に一身を捧げた庭野開祖の生涯が、28人の識者により熱く語られています。
『佼成新聞』では2000年2月、庭野開祖の業績を顕彰し、その人柄を偲ぶ「特別寄稿」の掲載をスタート。2001年9月までに庭野開祖と親交のあつい宗教界、学界などの識者28人から原稿が寄せられました。『異體同心』は庭野開祖追悼集第1巻として、これらの寄稿を集成したもので、庭野開祖顕彰事業の一環に位置づけられています。
同書では、哲学者の梅原猛氏(「いつも自然体でありのままの人、それが最高の魅力であった」)からジミー・カーター元アメリカ合衆国大統領(「『平和への開拓者』庭野開祖さま」)まで28人が、庭野開祖の人柄と足跡、交友の場面などを熱のこもった筆致で綴っています。また、庭野開祖の「平和活動・社会活動」年譜、足跡を振り返るカラー写真も収録されており、庭野開祖が平和活動に捧げた半生をあらためてかみしめる上で、有益な一冊です。
酒井教雄・立正佼成会理事長は同書「あとがき」の中で、『ご寄稿を通し、国際的な宗教協力活動も、その出発点は、一対一、人と人の心の触れ合いにあることを改めて学ばせて頂いた次第であります。庭野開祖顕彰事業の一環として発刊された本書が、宗教協力による平和活動、社会活動を展開する上で、その道標となるものと期待しております』と、庭野開祖の「一乗」の精神を立正佼成会の内外に広く伝え、後世に継承する同書の役割を示唆しています。
A5判上製で本文288ページ(カラー口絵32ページ)、頒価は1200円。
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≪執筆者一覧≫(掲載順・敬称略)
梅原猛(哲学者)
横山眞佳(毎日新聞客員編集委員)
小林隆彰(比叡山延暦寺学問所長)
森清範(清水寺貫主・北法相宗管長)
飯坂良明(聖学院大学学長)
松原泰道(「南無の会」会長)
田中偉仁(真生会開祖会長)
白柳誠一(カトリック枢機卿)
陳邦織(趙樸初師夫人)
深田充啓(円応教教主)
ロバート・トレアー(IARF=国際自由宗教連盟=前事務総長)
田澤豊弘(松緑神道大和山教主)
フランシス・アリンゼ(バチカン諸宗教対話評議会長官・カトリック枢機卿)
眞田芳憲(中央大学法学部教授)
宮本丈靖(妙智會教団会長)
キアラ・ルービック(フォコラーレ運動創始者・同運動会長)
山本行隆(椿大神社宮司)
安田暎胤(薬師寺副住職)
松原哲明(臨済宗・龍源寺住職)
新井三知夫(救世真教会長)
西田多戈止(一燈園当番)
ディーター・ゲアマン(IARF名誉事務総長)
ジョージ・マリンズ(オーストラリア聖公会元牧師)
河野太通(臨済宗・祥福僧堂師家)
力久隆積(善隣教教主)
飯島正三(思親会会長)
三宅龍雄(金光教泉尾教会長)
ジミー・カーター(元アメリカ合衆国大統領)
(2001.11.07記載)
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