婦人部会の「発足30周年記念式典」では、同日本委員会を代表して庭野会長があいさつ。女性独特の視点を生かした30年間の活動に敬意を表した
WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会婦人部会(部会長・森脇友紀子カトリック東京大司教区アレルヤ会会長)の「発足30周年記念式典」が3月26日午後、普門館地下ホールで行われ、加盟教団などから112人が参加しました。立正佼成会からは同委員会理事長を務める庭野日鑛会長が出席し、あいさつを述べました。
同婦人部会は、「人類の真の幸福を真摯(しんし)に考え、女性自体の内的向上をはかるとともに、女性としての使命と自覚を深める」ことを目的に発足しました。これまでに、諸宗教間の相互理解を深めてきたほか、カンボジア難民の孤児を支援する「里親運動」やアフガニスタンでの教育支援、国内の学生を対象とした「いのちのアンケート」調査の実施など、女性の特性を生かした活動を展開しています。
式典では、参加者による「平和の祈り」が捧げられたあと、庭野会長が登壇しました。庭野会長は、同部会が行っているさまざまな活動が、助けを必要とする一人ひとりを大切にした取り組みであり、母性が行動に結びついたものと敬意を表明。「女性の優しさ、温かさ、思いやりといった特質は、平和な社会、国家、世界を創造する上でますます重要視される」と述べ、さらなる活動の充実に期待を寄せました。
このあと、来日中のスリランカ諸宗教評議会(IRC)のベランウィラ・アヌナヤカ・テロ会長があいさつ。同部会が30年間の取り組みを振り返ったあと、アフガニスタンでの教育支援事業の報告がなされました。席上、SVA(シャンティ国際ボランティア会)の若林恭英会長から長年の支援に対する感謝状が泉田佳子前部会長(本会元布教相談役)に贈呈されました。
最後に、森脇部会長が登壇。多くの支えにより30周年を迎えられたことに謝意を表し、一層の活動の拡充を誓いました。また、同日本委員会が4月1日から公益財団法人となることに伴い、同部会の名称を「女性部会」と改めることを報告しました。
(2012.04.06記載)
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