「耳の聞こえない人・聞こえにくい人の参拝(第10回アイラブ団参)」(同実行委員会主催)が4月14、15の両日、大聖堂や法輪閣第5会議室などを会場に開催されました。付き添いや手話通訳のボランティアを含めた105人が参集しました。15日には、庭野光祥次代会長臨席のもと「10周年式典」を実施。また、参加者は大聖堂の式典に臨み、10年の歩みを振り返るつどいや法座を通して親睦を深めました。
同参拝は、ろう者や難聴者の「ご法話を直(じか)に学びたい」「同じ立場の仲間と交流したい」との要望から実現したもの。10周年を迎えた今年は、『みんなで助け合おう 心ひとつに向けて~一人ひとりを大切に、心を“ありがとう”でいっぱいにしよう』をテーマに掲げました。 14日、法輪閣第5会議室で行われた「10周年のつどい」では、これまでの歩みが紹介され、歴代の実行委員長2人が同参拝による学びや喜びを発表。夜には、実行委員の希望により「法華経勉強会」が第二団参会館で開かれました。
15日、大聖堂で行われた「釈迦牟尼仏ご命日(布薩(ふさつ)の日)」式典に参列。手話通訳と要約筆記を通じて庭野日鑛会長の法話に触れ、法座に臨みました。
午後からは、光祥次代会長臨席のもと、法輪閣第5会議室で「10周年式典」を開催。冒頭、第1回の実施に尽力した会員に感謝状が贈呈されました。
このあと、光祥次代会長が登壇。「周りの人に感謝する心、自分を後にして人さまのために尽くす心、私たちはそういう心を開祖さまから宝物として頂戴(ちょうだい)している」と述べた上で、「アイラブ団参」の名称は「私が人さまを愛していく」大切さを示していると語りました。さらに、「『あなたがいてくれて本当に良かった、生まれてきてくれて本当に良かった』と言ってくれる人が一人でも多くできるような生き方を共にしていきたい」と述べました。
実行委員長は、「多くの方の支えによって10周年を迎えました。今回も教えを学び、仲間と経験を分かち合うことができ、みんなの笑顔が輝いていました。来年もよりパワーアップした参拝にしたいです」と語りました。
(2012.04.20記載)
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