思いやりや平和への祈りが詰まったポッケを受け取り、喜ぶ子供たち(レバノン)
「ゆめポッケ」のキャンペーン期間が6月1日からスタートします。同活動は、紛争や対立で傷ついた世界の子供たちに立正佼成会の小・中学生が手作りカードを添え、おもちゃや文房具を詰めた手作りのポッケをおくるものです。平和やいのちの尊さについて家族で語り合い、世界の子供たちに笑顔が届けられるよう祈りを捧げ、「ゆめポッケ」を作ってみませんか。活動の概要を紹介します。
◆「ゆめポッケ」ってどんな活動?
本会の小・中学生の平和活動の一環として始まった「ゆめポッケ」は今年で14年目を迎えました。
世界では民族の違いや宗教などが原因で紛争が起きています。多くの子供たちが争いによって家や学校を壊され、家族や友達を亡くし、深い悲しみを抱えながら生活しています。「ゆめポッケ」はそうした子供たちを勇気づけようと本会の小・中学生が手作りカードやおもちゃ、文房具とともに思いやりや励ましの心、平和への祈りを詰めてポッケをおくる活動です。家庭でのポッケ作りを通して家族で平和の大切さについて語り合い、自他のいのちを尊び、他者を思いやる心を育むことも大事にしています。
各家庭や教会で作られたポッケは、輸送会社の倉庫に送られ、その後、約2カ月かけて船で配付地域に運ばれます。現地では協力団体を通して、学校や難民キャンプなどで子供たち一人ひとりに手渡されます。
また、ポッケの輸送費には、「一食(いちじき)を捧げる運動」によって寄せられた浄財が充てられています。「一食運動」の精神や意義を確認し、自分にできることを実践しましょう。
○配付予定先
アゼルバイジャン、アフガニスタン、パレスチナ自治区(ガザ地区)、レバノン、フィリピン(ミンダナオ島)
◆ポッケの中身は?
【特に喜ばれるもの】
ぬいぐるみ・おもちゃ、えんぴつ・消しゴム、ノート、ボール、タオル・ハンカチ、手作りカード(自分の名前を書くときはローマ字で)。 このほかクレヨン・色えんぴつ、シール、ミニカー、ブラシ・くし、えんぴつけずり、歯ブラシなども喜ばれます。
【入れてはいけないもの】
・武器や戦争を思い出させるもの おもちゃのピストルや刀、軍服を着た人形など
・宗教的なもの ポッケを受け取る子供たちの信仰する宗教はさまざまなため、特定の宗教に関するもの
・危険なもの けずったえんぴつ、はさみ、ピンバッチなど
・食べ物 缶詰、ビン詰、真空パック入りの食品、お菓子など
・使い方が分からないもの ビー玉、おはじき、香り付きの消しゴムなど
※このほかにも入れてはいけないものがあります。「平成24年次 ゆめポッケ 実施要綱」でご確認ください。
◆どうやってポッケを作るの?
【用意するもの】
・布……40㎝×52㎝
・ひも……66㎝
布は明るい色を、ひもは布地に近い色を選びましょう。ビニールやタオル地などは伸びやすく、穴が開きやすいので避けてください(キルティングはOK)。ステンシルやアップリケ、刺繍(ししゅう)などで飾り付けるととても喜ばれます。
◆ポッケをもっと知りたい!
青年本部が発行した「ゆめポッケ ハンドブック」や啓発用ビデオを教会やご家庭でご活用ください。「一食を捧げる運動」ホームページ(http://www.ichijiki.org/)でも、ポッケの関連情報を紹介しています。
また、スタッフに向けた「平成24年次 ゆめポッケ 実施要綱」を各教会に発送しています。
なお、「ゆめポッケ」の活動に参加する小・中学生の皆さんに入部登録の手続きをお願いしています。入部登録に関しては所属教会の少年部スタッフにお問い合わせください。
【問い合わせ先】
教会での教育、啓発(トリルくん)について=青年本部 TEL03(5341)1661 FAX03(5341)1055
配付先についての情報、ポッケの中身、輸送業者(日通)について=社会貢献グループ(一食平和基金担当)
TEL03(5341)1034 FAX03(5341)1037
(2012.05.18記載)
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