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2012年12月08日 一食平和基金 パレスチナ自治区ガザに緊急支援

11月中旬のイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃により、市民に大きな被害が出ています。立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=沼田雄司教務局長)は12月3日、同自治区で避難生活を送る市民に対し、計400万円の緊急支援を決定しました。 

ガザでは、同地を実効支配するイスラーム組織ハマスとイスラエル軍の軍事衝突が断続的に続いています。11月中旬には、同軍がガザに大規模な空爆を行い、ハマスもイスラエル領にロケット弾を打ち込むなど戦闘が激しさを増しました。同21日に停戦が合意されたものの、不安定な情勢が続いています。
国連人道問題調整事務所の発表によると、同26日現在、空爆によるパレスチナ人の死者は158人、負傷者は1200人を超えています。日用品や医薬品も不足しており、避難者は厳しい状況に置かれています。
同委員会では、「ゆめポッケ」の配布活動などを通じて本会と協力関係にあり、現地で救援活動を続けるUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)に300万円、特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーンに100万円の寄託を決定。浄財は、現地での医療活動や避難民に対する食料の配布、子供とその母親を対象とした心理的なサポートなどに充てられます。

(2012.12.14記載)