2013年02月12日
パレスチナ・ガザ地区緊急支援報告会
立正佼成会一食平和基金運営委員会(委員長=沼田雄司教務局長)による「パレスチナ・ガザ地区緊急支援報告会」が2月12日、事務庁舎で行われました。当日は特定非営利活動法人「パレスチナ子どものキャンペーン」の田中好子事務局長が現地の様子や支援活動を報告。保科和市社会貢献グループ次長、峯坂光重青年グループ次長ら本部職員10人が出席しました。
昨年11月、イスラエル軍はイスラーム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザを空爆。死傷者は1500人に上りました。同平和基金は緊急支援を決定し、現地で救援活動を続ける同団体に100万円を寄託しました。
報告会では田中氏が、同団体が運営に携わっているガザ南部の児童厚生施設「ナワール子どもセンター」での取り組みを説明しました。この中で、空爆により多くの人々が精神的に不安定になり、子供はその傾向が強いと指摘。不眠や授業に集中できない子供が増えている状況を踏まえ、ダンスや自由絵画の時間を設け、ストレスの緩和につなげていると語りました。また、親同士が生活状況や子育てについて語り合う場の設置、インフルエンザの予防策など保健衛生面の知識を伝える親子セミナーなどの活動を報告しました。
(2013.02.22記載)
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