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2013年03月29日 教団付置研究所懇話会「第12回生命倫理研究部会」

教団付置研究所懇話会の「第12回生命倫理研究部会」が3月29日、東京・港区の浄土宗総合研究所で行われました。テーマは『iPS細胞で何が出来るのか? 何が問題なのか?』。16の研究機関から43人が参加しました。

当日は慶應義塾大学総合医科学研究センターの八代嘉美准教授が『iPS細胞は何を変えていくのか』と題し講演。iPS細胞は、あらゆる臓器や組織に分化する万能の細胞であり、患者本人の細胞から臓器などをつくれば拒絶反応がなく、再生医療の分野で実用化に期待が集まると話しました。一方、iPS細胞を用いて精子や卵子といった生殖細胞や、人間の臓器を動物の体でつくるといった研究例を挙げ、「宗教的な価値観や倫理観に対する重篤な挑戦」と述べました。

(2013.04.12記載)