立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=沼田雄司教務局長)はこのほど、「一食を捧げる運動」のさらなる推進に向けた今年次からの中期5カ年計画を発表しました。
同計画は、「第11次教団運営計画」(平成24年次~29年次)において、一食運動が全会員共通の「平和・社会活動」に位置づけられたことを受けて策定されたもの。『共感心・布施心を起こす』を目標に、すべての会員が同運動の実践に努めていくことが示されています。加えて、青年部は入部登録者に実践を呼びかけるとともに、「一食ユニセフ募金」を通した市民への啓発に重点を置くことも盛り込まれました。
具体的には、各教会に一食運動の推進担当者または推進委員会の設置の推奨を決定。担当者はご命日式典で献金の報告、募金箱の配布・回収などを担うほか、運動の精神や浄財の活用法を伝え、サンガ全体で実践の喜びを分かち合い、運動の一層の推進を図る役割が期待されています。
市民からの献金の使途についても一部変更されました。現在、同運動に賛同する市民からの浄財は、「一食ユニセフ募金」を通じ世界の子供たちの支援に拠出されています。しかし、運動の理念に賛同する市民から同基金に献金が寄せられるケースもあることから、今後は、「一食運動の趣旨に賛同し、一食平和基金が支援する事業への拠出」を市民が同意した場合は、同基金の浄財として活用することが決まりました。
このほか、一食運動の精神に基づく『わかちあいの心』をテーマにした新たなロゴマークも発表されました。円形状になった重なり合う二つのハートは「お互いのハートを共有する」こと、「手をとり合いつながる様子」を表現しています。募金箱もデザインがリニューアルされ、4月1日から随時、全国各教会に配布されます。
(2013.04.05記載)
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