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2013年09月14日 WCRP日本委青年部会 サマーキャンプ2013

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会青年部会による「サマーキャンプ2013」が9月14日から16日まで、埼玉・秩父市の埼玉県青少年総合野外活動センターを中心に開催され、8教団・団体から24人が参加しました。

14日、秩父神社での正式参拝に続き、薗田稔同神社宮司(同委員会理事)が講演。日本には神仏を共に敬い、尊ぶ精神があると強調し、「神と仏が共存してきた良き伝統を大切にしていきたい」と語りました。
15日には、諸宗教間対話ワークショップを実施。参加者は世界の識字教育の現状と児童虐待について議論を重ねました。
児童虐待では、「近所から子供を激しく叩く音と怒鳴り声が聞こえたら」という想定のもと、隣人としての対応を討議。信仰を持つ青年として他者に無関心にならず、相手の思いをわが事と受け止め、縁ある人を孤立させないように寄り添う大切さが確認されました。このあと、基督聖協団西仙台教会の中澤栄子氏が、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城・南三陸町で行っている同教会の復興支援活動について発表しました。
16日は、ホールアース自然学校福島校の和田祐樹氏が講演。同校で行う自然体験活動などを紹介しながら、人と自然が共存する大切さを述べました。
参加者の一人(20)=立正佼成会南多摩教会=は、「世界では宗教による争いが起きている中、他教団の方々と話し合えたことがとても有り難かった。ご供養を通じて祈りを捧げ、身近な人に優しく接するなど、できることから実践していきたい」と話していました。

(2013.10.04記載)