伊勢神宮(三重・伊勢市)「第62回神宮式年遷宮」の中心的な神事である「遷御の儀」が10月2日に内宮正殿(ないくうしょうでん)で、5日には外宮(げくう)正殿で執り行われました。内宮の儀式に、立正佼成会から庭野光祥次代会長、泉雅巳中部教区長、板澤克枝松阪教会長が出席しました。外宮の儀式には、庭野日鑛会長が佳重夫人と共に参列。川端健之総務局長、山中快之秘書グループ次長が同行しました。
「式年遷宮」は20年に1度、伊勢神宮の内宮・外宮の社殿を新しく造り替え、御装束神宝(おんしょうぞくしんぽう)を新調し、御神体を新宮(にいみや)に移す祭事。今回は、持統天皇4年(690年)の第1回以来、62回目となります。平成17年5月の「山口祭」を皮切りに8年以上に及び33の諸祭・諸行事が行われ、御神体を本宮から新宮に移して祭る「遷御の儀」はその中心に位置づけられています。
2日、天照大御神を祭る内宮(皇大神宮)正殿で行われた「遷御の儀」には、政財界など各界から約3千人が参集する中、光祥次代会長も招待者の一人として参列しました。午後6時、天皇陛下の勅使、臨時祭主の黒田清子さん、鷹司尚武大宮司はじめ神職が正宮に進み、皇室代表の秋篠宮さまが正宮に入られました。その後、参道の常夜灯などがすべて消され、松明(たいまつ)とろうそくの明かりのみの「浄闇(じょうあん)」の中で御神体「八咫鏡(やたのかがみ)」が本宮から新宮に移され、新調された神宝や装束も奉納。参列者は、一連の神事を見守りました。
光祥次代会長は、これに先立ち、2日に神宮の外宮を参拝。3日午前には改めて、内宮新正殿を参拝しました。
5日には、豊受大御神を祭神とする外宮(豊受大神宮)正殿で「遷御の儀」が行われ、約4千人が参集。本会から庭野会長が佳重夫人と共に参列しました。同宮でも、厳かな「浄闇」の中で、本宮から御神体を運び出す「出御(しゅつぎょ)」、新宮に御神体を納める「入御(じゅぎょ)」と進み、滞りなく儀式が終了しました。
翌6日、庭野会長は、遷御を終えた外宮の新正殿で執り行われた「奉幣(ほうへい)の儀」にも参列。儀式が無事に終わったことを祝い、天皇陛下の勅使が幣帛(へいはく)を奉てんする祭事を見守りました。6日の諸祭・諸行事を終え、内宮・外宮の遷宮の祭事はすべてを完了しました。
このあと、庭野会長は「遷御の儀」を終えたばかりの内宮に参拝。世界の平和、人心の平安を祈念しました。
なお、2日に光祥次代会長、5日には庭野会長が、それぞれ松阪教会伊勢道場を参拝しました。
(2013.10.11記載)
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