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2013年10月20日 「お会式・一乗まつり」 雨中の行進 心ひとつに 魅せた笑顔の力


降りしきる雨の中、約7000人が参加した「一乗行進」。各隊列による躍動感あふれる演技が、沿道の観衆を魅了した

平成25年次の「お会式・一乗まつり」が10月20日、大聖堂や立正佼成会本部周辺で開催されました。「一乗行進」には、国内外の支教区、教会などから39隊、約7千人が参加。降りしきる秋雨の中、マトイや万灯を中心に行進を繰り広げ、報恩感謝の心で菩薩行実践への誓いを新たにしました。沿道には約1万8千人の観衆が詰めかけ、各隊列に声援を送りました。行進の様子はインターネットを通じてライブ配信されました。


行進の先頭に立つ本部班。その様子を沿道の人々が見守る

「お会式・一乗まつり」は、日蓮聖人の遺徳を偲ぶとともに、一乗の精神に基づいて法華経の実践に生涯を捧げた庭野日敬開祖を追慕・讃歎(さんたん)し、報恩感謝の心で菩薩行実践の誓願を新たにするもの。参加者や見学者、地域の人々が絆を結ぶ場でもあり、併せて、東日本大震災の犠牲者の鎮魂と、被災地の早期復興への祈りが込められています。午前9時、大聖堂で開会式が行われました。庭野光祥次代会長導師のもと祈願供養が厳修されたあと、秀島康郎教務部長があいさつに立ち、参加者を激励しました。
午後0時30分、本会発祥の地・修養道場前で、仙台教会会員の発進宣言により「一乗行進」がスタート。本部をはじめ在京22教会の御旗(みはた)を先頭に、万灯やマトイ、鳴り物、山車などで構成された全39隊が、冷たい雨に打たれながら、法輪閣まで中野本郷通りを練り歩きました。沿道の観衆からは温かい拍手と声援が送られました。
参加者の一人、川内教会青年男子部長は、「支教区の仲間と共に、ありがとうの声かけや、家庭でのご供養を実践して当日に臨みました。支えてくださる周りの方々への感謝を込め、全員一丸で行進させて頂きました」と語っていました。

被災地の早期復興を願い

台東教会は、東日本大震災の犠牲者慰霊と被災地の復興を祈り、山車に灯籠(とうろう)を作り、被災地の復興に向けたメッセージを会員が記しました。
行進の最後を飾ったのは、東北支教区。震災からの復興を願い、「仙台七夕まつり」の「七夕飾り」と、漁業が盛んな石巻市を象徴する「大漁旗」を高く掲げました。
普門館前に設けられた中央観覧席には、多くの来賓と共に、庭野日鑛会長、光祥次代会長も観覧。一番の見せ場となる「お披露目」で、各隊は渾身(こんしん)の力を込めて演技しました。
手拍子をしながらすべての隊列を見守った庭野会長は、「雨の中で行われたお会式・一乗まつりでしたが、まつりの多い秋を締めくくるのにふさわしい行進を見させて頂き、大変感動しました。特に、行進の中で見せてくださった皆さんの笑顔は、とても素晴らしかったと思います。これからも、法を伝える実践を、皆さんと共にしていきたいと願っています」と話し、今後の精進に期待を寄せました。
大聖堂庭園では「一乗物産展」が開催され、各教会や本会と協力関係にある諸団体が地域の特産品などを出展。大聖堂東駐車場の「キッズランド」では「獣電戦隊キョウリュウジャー」の握手会が開かれました。
なお、行進後に予定されていた閉会式は、雨に濡れた参加者の体調を考慮し中止されました。

(2013.10.25記載)