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2013年11月10日 WCRP世界大会迫る 11月19~22日、オーストリア・ウィーン


京都での前回大会(写真=2006年)から7年。平和の実現に向け、世界の宗教者がウィーンに集う

第9回WCRP(世界宗教者平和会議)世界大会(11月19~22日、オーストリア・ウィーン)の開催が間近に迫りました。京都での前回大会から7年。この間、WCRPのネットワークは約70カ国から90カ国以上へと拡大しました。平和に向けた宗教者の具体的な取り組みを討議する世界大会の役割は一層大きくなっています。シリアをはじめ世界各地で紛争や対立が続く中、今大会では『他者と共に生きる歓び――人間の尊厳を守り、地球市民らしく、幸せを分かち合うための行動』をメーンテーマに、一人ひとりが安全で人間らしく生きられる世界を目指し、議論が重ねられます。

今大会は、WCRPが対話と平和のために連携する「アブドッラー国王宗教・文化間対話のための国際センター」(KAICIID、本部・ウィーン)の支援のもとに開催されます。会場のヒルトン・ウィーン・アム・スタットパークに正式代表、オブザーバーら約700人が参集。日本委員会からは正式代表5人を含む30人が参加します。立正佼成会から庭野日鑛会長(WCRP国際委員会共同会長、同日本委会長)、庭野光祥次代会長(同日本委特別会員)をはじめ6人が出席します。
大会では、全体会議や四つの分科会が開かれ、「他者」との共生に向け、紛争予防・解決、市民権、地球を尊重する人間の開発、宗教教育などの観点から討議が行われます。
日本は、大会テーマに対する見解を書面で紹介するほか、分科会で「原子力エネルギー」「核兵器廃絶・軍縮」「国連ミレニアム開発目標(MDGs)」「平和教育」について主張や提案を行います。
本大会に先立ち、19日には女性事前会議、青年事前会議が開催されます。
大会期間中の21日には、同日本委青年部会が大聖ホールで大会テーマに基づく討論会を計画。また、京都教会が道場で「開祖さまパネル展~WCRPへの軌跡~」を開くなど、大会に向けた取り組みも各地で行われています。

(2013.11.08記載)