2013年11月13日
フィリピン台風被害 一食平和基金緊急支援
立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=沼田雄司教務局長)は11月13日、フィリピン・レイテ島、サマール島などを襲った台風30号の被害に対し、総額500万円の緊急支援を決定しました。
8日にフィリピンを直撃した台風30号による暴風雨は、各地で洪水や土砂崩れを引き起こすなど甚大な被害をもたらしました。国家災害対策本部は14日、死者は2357人に上ると報告しました。今回の台風で800万人が被災し、現在、約53万人が避難生活を送っています。道路の寸断により救援活動が難航する地域もあり、飲料水、食料の深刻な不足が続いています。特に被害の大きかったレイテ島・タクロバン市では、家屋の約8割が倒壊し、ライフラインも断絶。加えて、支援活動の遅れなどによる混乱で急速に治安が悪化しています。
こうした状況を受け、同運営委員会は現地で救援活動にあたるWFP(国連世界食糧計画)に200万円、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に200万円、特定非営利活動法人AMDA(アムダ)に100万円の拠出を決定しました。
今後、WFPは同国政府と連携して支援拠点の立ち上げ、被災者への食糧配布を実施します。UNHCRは住居用のテントや日用品の配布、AMDAは同国軍との協力による巡回診療などを予定しており、浄財はこうした救援活動に役立てられます。
(2013.11.22記載)
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