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2013年12月13日 WCRP国際委 出版記念イベント 平和構築へ役割問う

WCRP(世界宗教者平和会議)国際委員会はこのほど、『宗教指導者と共同体のための核軍縮に関する実践情報ガイド(Resource Guide)』(日本語版)を発刊し、12月13日に普門館国際会議室で日本語訳の出版記念イベントを開催しました。同日本委員会が協力した。宗教者や識者ら35人が参加。立正佼成会から中村憲一郎総務局長らが出席しました。

同ガイドは、核兵器の廃絶と軍縮に向けた宗教者の役割を『核廃絶のための倫理的、法的そして宗教的責務』『核軍縮についての宗教声明と決議』など11項目にまとめたもの。11月にオーストリア・ウィーンで開催された第9回WCRP世界大会の席上、刊行が報告されました。日本語版の翻訳には、神谷昌道本会国連代表があたりました。
当日は、天台宗宗機顧問の杉谷義純WCRP国際軍縮・安全保障常設委員長(同日本委理事長)のあいさつ、杉野恭一同国際委副事務総長の導入に続き、制作に携わったアレン・ウェア核不拡散・軍縮議員連盟国際コーディネーター(同常設委委員)がコメント。「宗教者が先導することで、学者や研究者、各国の議員や市民などに協力関係が広がり、核のない世界が醸成されていく」と核廃絶や軍縮に対する宗教者の役割の重要性を述べ、国籍や人種など違いを超えて協力する大切さを強調しました。
同ガイドは今後、スペイン語やフランス語、アラビア語などに翻訳され、中東地域や中南米、ヨーロッパなどの宗教指導者に配布される予定。

(2014.1.17記載)