庭野会長は、人間が言葉を話す意義を強調し、「法を学び、実践する悦びを多くの人に伝えていくことが大切」と説いた
年頭にあたり庭野日鑛会長から親しく新年の指導を受け、会員それぞれが今年一年の修行精進の決意を新たにする「御親教」式典が1月7日、大聖堂をはじめ全国各教会で行われました。庭野会長は「御親教」の中で、『燈明』『悦可』の二幅の書き初めを披露。教えを灯明とし、自ら学び、実践する悦(よろこ)びを伝えていく大切さを強調しました。この日、大聖堂には約3400人が参集。正面玄関では参拝者に七草粥(がゆ)が振る舞われました。式典の模様は全国の教会に衛星中継されました。
大聖堂での式典では、東京東支教区の青年女子部員16人による奉献の儀に続き、庭野光祥次代会長を導師に読経供養が行われました。
続いて、川端健之新理事長が年頭のあいさつ。川端理事長は、初めて庭野日敬開祖の姿を目にしたときの感動を述懐し、「開祖さまに一歩でも近づく」ことを人生のテーマに据えて歩んできたと語りました。また、庭野開祖が入寂(にゅうじゃく)した1999年の教団創立記念式典を振り返り、「開祖さまがご法話で示された『一人でも多くの人に法華経に示された人間の生き方を知ってもらい、本当の幸せを自分のものにしてもらいたい』という願いに自分のすべてを注ぎ、会長先生のご指導のもと、法華経に示された大乗菩薩道を歩ませて頂きます」と決意を述べました。
次に、諏訪教会少年部長が「決意の言葉」を発表。教えを学び、価値観が変わった体験を胸に、少年部員の道しるべとなれるよう一歩一歩精進し、教団創立100年に向け教会を支える少年部員を育成したいと誓願しました。
「御親教」に立った庭野会長は、「衆の心を悦可せしむ」という経典の一節を挙げ、仏の教えを学び、実践する悦びを多くの人に伝えていく大切さを強調。また、人間だけに与えられた「言葉を話す」という能力に触れながら、その恩恵に感謝し、救われた感動や悦びを伝えていく意義を重ねて説きました。
その上で、人間の細胞は刻々と生滅を繰り返していることに言及し、「私たちは今という瞬間と毎日出会い、そして毎日別れている。一日を一生の縮図として今を大事に生きていきましょう」と述べました。
(2014.1.17記載)
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