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2014年01月29日 「第9回WCRP世界大会報告会」 庭野会長が開会あいさつ


冒頭、世界大会の内容を報告するビデオが上映された(スクリーンは友好を深める北朝鮮、韓国、日本の宗教者)

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会による「第9回WCRP世界大会報告会」が1月29日、法輪閣大ホールで開催され、同委員会役員や賛助会員ら約300人が参加しました。立正佼成会から庭野日鑛会長(同委員会会長)、庭野光祥次代会長(同理事)はじめ、川端健之理事長(同理事)らが出席しました。

報告会は、『他者と共に生きる歓(よろこ)び――人間の尊厳を守り、地球市民らしく、幸せを分かち合うための行動』をテーマに、昨年11月20日から22日までオーストリア・ウィーンで開催された世界大会の内容を共有し、今後の活動につなげるもの。
開会あいさつに立った庭野会長は、日本からの参加者の活躍を紹介した上で、「世界大会の真の成果は、次の大会までの数年間、それぞれの国内委員会がどのような活動に結びつけていくかにかかっております」と述べ、報告会がその出発点となることに期待を寄せました。
大会報告ビデオの上映に続き、畠山友利同委員会事務局長が大会の概要を説明。このあと大会参加者の中から4人がコメントを述べました。
森脇友紀子・カトリック東京大司教区アレルヤ会会長(同委員会女性部会部会長)は、女性事前会議の討議内容を報告。樋口美作・日本ムスリム協会理事(同監事)は、ムスリムの代表が具体的な課題について共に議論できた意義を語りました。
また、国富敬二・本会東京教区長(同理事)は敵意の増大に対する宗教者の役割に言及。西出勇志・共同通信編集委員兼論説委員は、他者を排除する風潮が高まる中、大会では時宜を得た議論が展開されたと論評しました。
大会の総括に立った眞田芳憲・中央大学名誉教授(同平和研究所所長)は、他者に対する敵意を取り除くことが諸宗教の平和のビジョンであると宣言文に明記されたことを強調。日本委員会の今後の行動に反映させる大切さを示しました。
このあと光祥次代会長が、大会前にウィーンで開催されたKAICIID(アブドッラー国王宗教・文化間対話のための国際センター)による「他者のイメージ」グローバル・フォーラムに参加した様子を報告しました。
質疑応答に続き、杉谷義純同委員会理事長(天台宗宗機顧問)が閉会あいさつを述べました。

(2014.2.07記載)