今年で30年目を迎えた「アフリカへ毛布をおくる運動」。キャンペーン期間中、会員はアフリカの人々に思いを馳(は)せて毛布収集にあたりました(写真は塩山教会の活動)
今年で30年を迎えた「アフリカへ毛布をおくる運動」(同運動推進委員会主催)のキャンペーン期間が、5月31日に終了しました。2カ月にわたる期間中、同運動に参画する立正佼成会では、各教会の自主計画に基づき、活動が展開されました。
会員の手で梱包された毛布は、配付国が決定した後、約2カ月かけてアフリカに届けられます(写真は大和教会の取り組み)
大垣教会は5月11日、岐阜・大垣市内で開催された地域の祭りに参加。会場となった大垣城公園の一角にブースを設置し、青年部員ら119人が毛布の収集や輸送費を募るチャリティーバザーを行いました。事前に近隣の住宅を訪問して運動への協力を呼びかけ、当日は43枚の毛布が寄せられました。
また塩山教会は、市民らで構成する「アフリカへ毛布をおくる運動山梨」と共に活動を展開。取り組みに賛同する山梨中央銀行の3支店で、4月からアフリカの状況を伝える写真展を開催するなど運動をPRしてきました。5月25日には、広報車を走らせ運動への協力を呼びかけたほか、山梨市役所など2カ所で収集活動を実施。メッセージ書きや縫い付けなども行われました。親子4代で活動に参加した会員は、「家族で一緒にアフリカの人々の幸せを願えることが本当に有り難い」と語りました。
一方、大和教会は25日、教会道場で収集した毛布の検品・梱包(こんぽう)作業を実施しました。同教会はこれまで、地元の社会福祉協議会と連携し、自治体の広報誌や地域の催しへの参加などを通して運動をPRしてきました。当日は、壮年部員ら32人が300枚の毛布を丁寧に確認し、梱包しました。
全国から寄せられた毛布は現在、神奈川・横浜市鶴見区の大黒国際貨物センターにある日本通運株式会社の倉庫に保管されています。今後、出航準備が進められ、順次アフリカの配付国に届けられます。
(2014.6.6記載)
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