2014年06月06日
本部EMS(環境マネジメントシステム) 平成25年次運用実績 環境保全 取り組みの成果 顕著に 炭素排出量 一般廃棄物など 全5項目で目標達成 職員への意識啓発 着実に進む
昨年第二団参会館に導入された生ゴミ分解処理機。生ゴミは微生物によって水と炭酸ガスに分解されるため、ゴミの減量が期待できます
立正佼成会の環境マネジメントシステム(EMS)委員会(委員長=中村憲一郎総務局長)はこのほど、平成25年次の運用実績を発表しました。本部諸施設の電気、ガス使用量に基づく炭素排出量、一般廃棄物(ゴミ)、職員の環境意識など5項目すべてで目標を達成しました。
EMSは、企業や団体などが、組織活動による環境への影響を持続的に改善するため、独自につくる仕組みのこと。本会では平成20年から本部周辺施設などを対象にEMSの構築を進め、22年に国際標準化機構が定める「ISO14001」を取得。これまで、本部各部署で所属長やエコリーダーを中心に、5項目の目標達成に向けて取り組んできました。
EMS第2期(3カ年計画)の2年目にあたる25年次は、前年に引き続き空調管理、待機電力の削減などを推進。炭素排出量は基準値(17~19年次の平均値)の7791トンから41.7%の削減となり、目標値15%を大きく上回りました。
一般廃棄物は、紙資源などの3R(リデュース、リユース、リサイクル)の徹底などにより、基準値(20年次)の16万6909キログラムから37%削減の10万5226キログラムを達成。特に、第二団参会館に生ゴミ分解処理機を導入するなど、ゴミの削減に向けた新たな取り組みも始まりました。
また25年次は、業務の中で環境保護の取り組みを進めた部署が大幅に増加しました。これまで同委員会が進めてきた本部職員に対する環境意識の啓発が、着実に実を結び始めています。同委員会では今後、来年から始まるEMS第3期(3カ年計画)の活動内容を検討していく予定です。
(2014.6.6記載)
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