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2014年07月14日 国際伝道グループ 「第6期リーダー教育(2年目)」 違いを超え心豊かな人に 光祥次代会長、川端理事長が特別講義


光祥次代会長を囲んでの特別講義では、互いの価値観の違いを認め、相手から学ぶ大切さなどを確認しました

国際伝道グループによる「第6期リーダー教育(2年目)」が7月14日から26日まで、本部諸施設はじめ関東、東京両教区の9教会を会場に行われました。米国、モンゴル、英国、バングラデシュ、スリランカ、ブラジルから13人が参加しました。

同教育は、海外教会・拠点のリーダーが対象で、国際布教の推進を担う人材の育成が目的。1期2年制で、毎年夏季に本部で集合教育が行われています。さらに、本部と各拠点などをインターネットでつなぎ、法華経の講義が行われています。
14日、開講式、実践報告会に続き、庭野光祥次代会長による法座形式での特別講義が、第二団参会館で行われた。参加者は、国民性や信仰に対する認識などが国によって異なる中、それぞれが布教伝道に励む上で感じる喜びや課題を発表しました。
光祥次代会長は「(日本との)文化的な違いは、私たちをさまざまな面で豊かにしてくれます」と違いを前向きに受け入れていく重要性を強調。問題の解決にとらわれず、その問題を通して学ばせて頂くという姿勢を持つことが大事と述べました。さらに、「特定の人だけではなく、すべての人が救える人になることが在家仏教教団の意味だと思います。教えてもらうばかりではなく、人を救う触れ合いをしたり、温かい言葉がけをしたりすることも大事なことです」と述べました。
この後、参加者は6日間の教会実習に臨んだほか、本部での研修に取り組みました。
最終日の26日には、『恩師の願いを受けとめ、共に本当の幸せの道を』と題し、川端健之理事長による特別講義が大聖ホールで行われました。川端理事長は、「私が本会を創立した願いは、一人でも多くの人に法華経に示された人間の生き方を知ってもらい、本当の幸せを自分のものにして頂きたい」という庭野開祖の願いを自らの願いとし、教えに即した人生を歩む大切さを力説しました。
また、「すべてのお役が仏さまから与えられたもの」という庭野開祖の受けとめ方に言及し、「お役は教会だけでなく、会社や家庭などさまざまな場面で存在するもの。その大小にかかわらず、一つ一つに真心を込め、ベストを尽くすことが重要です」と語りました。
閉講式では水谷庄宏国際伝道本部長から、参加者一人ひとりに修了証書が手渡されました。
ヴァレリア・モレノ・バルボーザさん(50)=ブラジル教会=は「実習先の相模原教会の支部長さんは、ご主人が療養中にもかかわらず、日本で多くを学んでほしいと願って親身にかかわってくれました。支部長さんのように人を大事にできる"慈悲の心"を、ブラジルのサンガにお伝えさせて頂きます」と話しました。

(2014.8.1記載)