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2014年08月15日 元ベトナム難民のリーさん夫妻 庭野会長と面会し謝意伝える

1977年に難民として立正佼成会の小湊ベトナムキャンプで暮らしたドン・リーさん(55)が、定住先の米国カリフォルニア州からこのほど37年ぶりに来日し、8月15日、庭野会長と法輪閣で面会しました。難民を受け入れた本会の活動に、改めて深い感謝の意を表すため。妻のタオ・リーさん(53)を同伴、本会IBC(国際仏教教会)メンバーらが立ち会いました。

ドンさんは「小湊で受け入れてくださり、人生を救って頂きました」と感謝を伝えました。また、来日後、本会に入会したことを告げ、「アメリカの友人、家族、コミュニティーに仏教の信仰を伝えたい」と決意。庭野会長と固い握手を交わしました。
ベトナム戦争後の1970年代後半から80年代にかけ、同国では多くの難民が発生し、小型船で祖国を脱する「ボートピープル」が後を絶ちませんでした。本会は77年から95年まで、小湊教会に隣接する佼成学園の臨海学校施設(のちキャンプ)で難民を受け入れました。
ドンさんは77年に初めて本会が受け入れた34人の一人。約9カ月を小湊で過ごしたあと米国に定住。同様に難民として香港から米国に移ったタオさんと出会い結婚、4人の子に恵まれました。

(2014.8.22記載)