2014年09月07日
世界諸宗教者による平和の祈りの集い 聖エジディオ共同体 各国から350人が参加
ベルギー・アントワープで9月7日から9日まで、『平和が未来』をテーマに聖エジディオ共同体(カトリック在家運動体、本部・ローマ)主催による「世界諸宗教者による平和の祈りの集い」が開催され、各国から諸宗教指導者、政治指導者ら約350人が参加、立正佼成会から川本貢市中央学術研究所所長が出席しました。
1986年にイタリア・アッシジで開かれた「世界平和祈願の日」の精神を継承する同集いは、今年で28回目。開会式では、同共同体創設者のアンドレア・リカルディ教授が世界各地の戦争は非人間的であると訴えました。
『平和と宗教』の分科会では『平和に向けてのアプローチ――信頼醸成にかかわっている人々』と題し、川本所長がスピーチ。本会の「一食(いちじき)を捧げる運動」の精神や中央学術研究所が携わる平和に向けた対話の取り組みを紹介した上で、自他を分け隔てて善悪、正邪を断じる相対的な見方が平和を乱す元凶、との庭野会長の見方を示しました。
閉会式では「宗教が、全人類の共通の宿命である平和構築に心と魂を与える役割を担う」と呼びかける「アントワープからのメッセージ」が発表されました。
(2014.9.26記載)
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