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2014年12月05日 本会一食平和基金運営委 シリアから周辺国に逃れた難民を支援 500万円を緊急拠出 現地での救援担う WFPに寄託

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=沼田雄司教務局長)は12月5日、長期にわたり内戦が続くシリアから周辺国に逃れた難民への支援に対し、500万円を拠出することを決定しました。浄財は、現地での救援活動を担うWFP(国連世界食糧計画)に寄託されます。

シリアでは、3年前に起こった民主化運動を発端に、各地で反体制派と政府との武力衝突が激化しました。その後、政治的な権力争いを背景にイスラーム過激派組織「イスラーム国」などの武装勢力が相次いで流入し、戦局はさらに悪化。現在、180万を超える人々が、戦禍を逃れてレバノンやヨルダンなど周辺国で避難生活を送っています。
そのような状況下で、WFPは2日、資金不足を理由にシリア難民への食糧支援を中断したと発表。貧困の深刻化は難民の命を奪うだけでなく、受け入れ諸国の治安悪化にもつながると伝え、世界に支援継続の緊急性を訴えました。
こうした事態を受け、同運営委員会ではWFPの要請に対する迅速な支援を決定。浄財は、食糧の引換券を難民に配布する活動などに役立てられます。

(2014年12月12日記載)