2015年03月06日
WCRP日本委 第13回理事会 核廃絶へ 宗教者が行動を 平和大学講座 森氏(拓大イスラーム研究所所長)が講演
WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会は3月6日、京都市の伏見稲荷大社儀式殿で「第13回理事会」を開催、杉谷義純理事長(天台宗宗機顧問)はじめ理事16人が参加しました。立正佼成会から同理事の川端健之理事長、国富敬二杉並教会長(同事務局長)が出席しました。
理事会の冒頭、伏見稲荷大社の中村陽(あきら)宮司があいさつ。このあと審議に移り、諸事項が承認されました。このうち、4月末から米国・ニューヨークの国連本部で開かれるNPT(核不拡散条約)再検討会議には核兵器廃絶・軍縮タスクフォースのメンバーらが参加。会議に向け、PNND(核軍縮議員ネットワーク)に所属する日本の国会議員と同委員会の軍縮会合が行われます。また終戦70年にあたり、8月6日に広島市で核兵器廃絶に向けたシンポジウムを国内外の宗教者らと実施します。
このほか、特別事業部門(タスクフォース)や常設機関などからの報告が行われました。
理事会に引き続き、同大社社務所で『異質なものとの共存を求めて――他者性を考える』をテーマに平和大学講座が開催されました。同委員会賛助会員などを含め約70人が参加しました。
講座では拓殖大学イスラーム研究所教授・所長の森伸生氏が基調発題。イスラームの基礎について説明したあと、まず宗教者がそれぞれの教えを正しく理解し、正しく行うところに対話の糸口があると述べました。
続いてパネルディスカッションが行われ、異なる宗教、文化を持つ「他者」との共存のあり方などについて話し合われました。
(2015年3月13日記載)
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