2015年05月18日
WCRP日本委女性部会が「災害時における避難所についての学習会」 高齢者・障害者への支援を模索
WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会女性部会による「災害時における避難所についての学習会」が5月18日、第二団参会館で行われ、メンバーら21人が参加しました。
社会福祉法人「AJU自立の家」の山田昭義専務理事、「釜石支援センター望」の海老原祐治代表が発題しました。
『高齢者・障害者への災害支援の在り方』をテーマに発表した山田氏は、東日本大震災発生直後、障害のある子供が情緒不安定になり、周囲への影響を懸念した家族が避難所での生活を断念した例を紹介。障害者やその家族の視点に立った避難所や支援を検討する必要性を語りました。
続いて、海老原氏が『災害弱者にとっての仮設住宅』をテーマに発題し、同震災で家族や自宅を失うなど生活の変化を受け入れられずに苦しむ被災者が多いことを指摘。食卓を囲んでいた家族が犠牲になり料理への意欲を失った女性が、再びその楽しさを感じられるようにと願い料理教室に取り組んでいることなどを報告しました。
(2015年6月 4日記載)
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