ＡＣＲＰ（アジア宗教者平和会議）の執行委員会が６月３、４の両日、インドネシア・バンドン市内のホテルで開催され、ディン・シャムスディーン共同実務議長（インドネシア）、デズモンド・カーヒル副実務議長（オーストラリア）、畠山友利事務総長をはじめ、１６カ国から約６０人の執行委員が参加しました。立正佼成会から庭野日鑛会長の代理として赤川惠一外務グループ次長、ＷＣＲＰ（世界宗教者平和会議）日本委員会から国富敬二事務局長が出席しました。
昨年８月の第８回ＡＣＲＰ大会（韓国・仁川）以来初めてとなる今回の執行委員会では、シャムスディーン共同実務議長のあいさつに続き、新たな事務局体制が発表され、神谷昌道・本会主幹がＡＣＲＰ事務局のシニアアドバイザーに就任しました。次いで、「仁川大会宣言」とＷＣＲＰ国際委員会の行動計画を基にＡＣＲＰの「戦略行動計画」が作成されていることを確認。昨年の執行委員会に併せて開催された諸宗教サミットの内容を踏まえ、アジア地域および世界の気候変動に関する持続可能な取り組みを盛り込むことなどが話し合われました。
また、ＷＣＲＰネパール委員会が同国で発生した地震の被害状況を報告。その上で、ＷＣＲＰ国際委員会、ＡＣＲＰ、同ネパール委員会の共同プロジェクトの実施が合意され、実動を担うタスクフォースの立ち上げが承認されました。
このほか、各国委員会の活動報告や、来年ＡＣＲＰが発足４０周年を迎えるにあたり、記念事業の計画が話し合われました。
なお、執行委員会に先立つ１日、ジャカルタ市内のホテルで「リーダーズ・ミーティング」の初回会合を実施。シャムスディーン共同実務議長、共同会長はじめＣＣＲＰ（中国宗教者和平委員会）、ＫＣＲＰ（韓国宗教人平和会議）のメンバーらが集い、委員会の議題や行程などを確認しました。
（2015年7月 2日記載）
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