2015年09月06日
「第29回世界宗教者平和の祈りの集い」で米オクラホマ教会長がスピーチ
東ヨーロッパ・アルバニアの首都ティラナで9月6日から8日まで、聖エジディオ共同体(カトリック在家運動体、本部=ローマ)主催による「第29回世界宗教者平和の祈りの集い」が開催され、各国の宗教界、国際機関などから約400人が参加しました。立正佼成会からオクラホマ教会のクリス・ラドソー教会長(写真右から2人目)が出席しました。
同集いは、1986年にイタリア・アッシジで開かれた「世界平和祈願の日」の精神を継承し、開催されています。今年は『平和は常に可能である――諸宗教と文化の対話』がテーマに掲げられました。
期間中、26のパネルディスカッションが行われ、『アッシジの精神――冷戦からグローバル化された世界へ』と題する7日の「パネル11」で、ラドソー教会長がスピーチを行いました。アッシジの精神と第二バチカン公会議の諸宗教対話路線を明確にした宣言文「ノストラ・エターテ」(1965年公布)の精神が宗教対話の輪を広げる要素となったと説明した上で、本会では庭野日敬開祖から庭野日鑛会長、庭野光祥次代会長に宗教対話・協力の精神が受け継がれ、会員レベルでも積極的に取り組んでいることを紹介しました。
閉会式では、第二次世界大戦の終結から今年で70年の節目を迎えたことを踏まえ、「戦争が聖(戦)であることはない。神の名による他者の抹消、抑圧は常に冒瀆(ぼうとく)だ」と訴える「平和アピール」が発表されました。
(2015年9月24日記載)
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