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2015年09月29日 WCRP日本委「第15回理事会」 次期タスクフォースの方向性示す

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会は9月29日、京都市の浄土宗宗務庁で「第15回理事会」を開催し、杉谷義純理事長(天台宗宗機顧問)はじめ理事16人が参加しました。立正佼成会から同理事の庭野光祥次代会長、川端健之理事長が出席しました。

理事会では、受け入れ教団を代表して、浄土宗の豊岡鐐尓宗務総長があいさつ。このあと審議に入り、同委員会の人事など諸事項が承認されました。
このうち、今年度末で現タスクフォース(特別事業部門)メンバーの任期が終了するにあたり、次期タスクフォースの方向性について、「人道支援」「核兵器廃絶・軍縮」「持続可能な開発」「平和・人権教育」の四項目のテーマ・分野に基づく骨子が提案されました。「人道支援」では、震災復興事業の継続とともに、シリア難民への対応を検討することが盛り込まれました。「核兵器廃絶・軍縮」では、2020年のNPT(核不拡散条約)再検討会議に向けて、国内の啓発や国際常設委員会との連携をさらに強めていくとの方向性が示されました。
また、IPCR(韓国宗教平和国際事業団)のセミナーが11月21日から23日まで韓国・ソウル市内のホテルで開催され、同日本委から平和研究所の眞田芳憲所長ら5人が参加します。このほか、原爆投下70年にあたり、長崎市で開かれる「世界パグウォッシュ会議」に合わせて、11月6日に、長崎県宗教者懇話会と共催で「パグウォッシュ会議における科学者と宗教者との対話集会」を実施することが伝えられました。宗教指導者や科学者をはじめ、PNND(核軍縮・不拡散議員連盟)、平和首長会議のメンバーらが参加する予定です。
次いで、報告事項として、ACRP(アジア宗教者平和会議)から来年度の40周年事業などが告知されたほか、各タスクフォース、青年部会など常設機関から活動報告が行われました。

(2015年10月 8日記載)