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2015年10月18日 お会式・一乗まつり 心をつなぎ躍動 誓願を胸に8000人が歓喜の行進


好天の中、約8000人が参加した「一乗行進」。庭野開祖への報恩感謝の思いを胸に、さらなる精進を誓いました

平成27年次の「お会式・一乗まつり」が10月18日、立正佼成会本部周辺で開催されました。本会発祥の地・修養道場から法輪閣まで練り歩く「一乗行進」には、支教区、教会、本部班など国内外の41隊、約8000人が参加。抜けるような青空の下、マトイや万灯を中心に活気に満ちた行進が展開され、沿道からは約2万2000人が声援を送りました。行進の模様はインターネットを通じてライブ配信されました。


中央観覧席前で力いっぱいの演技を披露する隊列に、拍手を送る庭野会長

「お会式・一乗まつり」は、日蓮聖人の遺徳を偲(しの)ぶとともに、「人を救い、世を立て直す」との一念で生涯を貫いた庭野日敬開祖を追慕・讃歎(さんたん)し、報恩感謝の心で菩薩行実践の誓願を新たにするものです。参加者や見学者、地域住民らが共に絆、喜び、活力を感応できる「一乗精神」の具現の場としても位置づけられています。
当日は、午前9時から大聖堂で「一乗行進祈願供養」が行われました。川端健之理事長導師による祈願供養に続き、庭野日鑛会長が「お言葉」に立ち、法華経に説かれる常不軽菩薩のように、相手に礼を尽くす一人ひとりの実践が世界平和につながると強調。「共に敬う合掌礼拝(らいはい)の精神で皆の心が一つにまとまる喜びをかみしめ、ご法を頂く身に感謝しながら、本日の行進に臨んで頂きたい」と述べ、参加者を激励しました。
本会発祥の地・修養道場前で荒川教会会員(30)が発進を宣言。午後0時30分に「一乗行進」がスタートしました。本部班を先頭に、マトイ、万灯、山車などで構成された全41隊が爽やかな陽気の中、中野本郷通りを行進。波羅蜜(はらみつ)橋、大聖堂正面玄関前を通り、法輪閣まで練り歩きました。
今年は、本会所依の経典である法華経を象徴する蓮の花をかたどる山車が多く登場したほか、世界平和に向けた願いや菩薩行の実践を誓うメッセージを横断幕や幟旗(のぼりばた)に掲げる隊列が目立ちました。
今年初めて、全教会がそろって参加した北海道支教区は、9教会の位置を星印で示した北海道の地図をあしらった横断幕を隊列の先頭に掲げました。
墨田、本庄の両教会は、「仏性礼拝」「法燈継承」などのメッセージを染めたカラフルな幟旗21本で行進を彩りました。また、静岡支教区から参加の掛川教会が地元の伝統芸能である獅子舞を披露するなど、地域の特色を生かして行進に参加した教会も見られました。
神奈川支教区の隊列で隊長を務めた横須賀教会会員(42)は、「各教会で練習や手どりに取り組ませて頂いたおかげさまで、多くの青年が主体的に行動してくれるようになりました。その感動を胸に、家族をはじめ、多くの仲間の支えに感謝し、ご法に出遇(であ)えた喜びを、地域や職場で生かせる自分になりたい」と語りました。
普門館前に設けられた中央観覧席では、多くの来賓と共に、庭野会長、庭野光祥次代会長も観覧し、「お披露目」の場面で渾身(こんしん)の演技を披露するすべての隊列に拍手を送りました。
この日、大聖堂前広場などで開催された「一乗物産展」には、各支教区や教会のほか、本会と協力関係にある25団体が出展。各地の特産品や雑貨などを販売しました。今年初出店となる古河教会では、当日早朝に採れたキャベツやレタスのほか、生産者である会員の写真と名前を記載したコシヒカリなどが販売されました。
また、普門館東駐車場を会場に模擬店が開催されたほか、大聖堂東駐車場の「キッズランド」では、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」のショーなどが披露されました。


本部はじめ東京西・中央・東支教区22教会の御旗が「一乗行進」の先導を務めました


北関東支教区から参加の群馬太田教会は、「八木節」に合わせて傘を回す演舞を披露。沿道から喝采を浴びました


静岡支教区から参加の掛川教会は、地域の伝統芸能である獅子舞を披露し、沿道を沸かせました


大田教会は、独自のゆるキャラ「おおたっぴぃ」を初お披露目。行進に彩りを添えました


『青少年育成』をテーマに、全9教会が参加した北海道支教区。横断幕や大うちわがひときわ目立ちました


豊島、鹿沼、泉州の3教会は「異体同心」の思いで元気よく行進しました


関東・東北豪雨による被災地域の早期復興を祈願して、提灯(ちょうちん)を振る茨城支教区の壮年部員たち


「一乗行進」のトリを務めた杉並教会。万灯の光が夕闇を照らす中、法輪閣駐車場で追い込みが行われました


「キッズランド」ではパントマイムショーやダンスショーなどが開催され、訪れた子供たちを楽しませました

(2015年10月22日記載)